息子1型糖尿病になる④

タイトルのイメージ 1型糖尿病

当時、ペンシル型のインスリンは1日2回打ちであった。
遅効性と即効性の中間に位置する薬剤であった。

遅効性を打っていた時でも、低血糖はあった。
あった。とは言っても、ごく稀である。その頃は好きなものを食べ、飲んでいたのだから、低血糖はそうはない。

中間型はそこそこの効き目で血糖は下がった。
ただ、どれくらい下がるのか。カーボカウントなんてものはない時代だ。

ある朝、専門学校に行くのに寝坊した私は、朝ごはん抜きで家を出た。
何を思ったか車の中でインスリンを打ってしまったのだ。

それ自体危険な行為なのに、血糖値も測らず、いつもの習慣で、いつもの単位数を打った。

想像だが、朝起きて、冷静な判断が出来ないまま車に乗ること自体、低血糖だったのだ。

20分ほど環状線を走ったころである。

目眩がした。それにアクセルを踏んでいる状態から足が離れないのだ。

幸い事故にならずに済んだのだが、どうやって止まり、血糖値を上げたのかは覚えていない。

事故を起こしてもおかしく無い状況であった。

運転中の低血糖の話は結構ある。
そんな状態にもかかわらず、事故を起こしてないのはラッキーとしか言いようがない。

当時の血糖測定器はメンドクサイ使用で手間がかかったのだ。
まぁ言い訳なんだけど。。

他にも低血糖がらみでご迷惑をかけた方が沢山いる。

本当に申し訳ない。
ただ、今は低血糖は殆どなく、平和に暮らしている。

低血糖で迷惑をかけた後、正気に戻ると後悔が半端ないと学んだのだ。

禁煙については今考え中です。
理由は私自身がタバコに対しての考えが甘いということ。
先延ばしにするのは良くないのだが、もう少し、考えを改めたい。

それでは。。


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