息子1型糖尿病になる①

インスリンと血糖測定器 1型糖尿病

私が1型糖尿病を患ったのは14歳の時であった。

当時の私は野球部に属しており、運動神経は良かった方だと思う。
短距離走も早かったし、長距離走も陸上部の先輩と同じスピードで走れていたほどだ。

身体に異変を感じたのはとある放課後であった。
とにかく身体がダルい、力が入らない、今思うと低血糖症状に似ていたと思う。
最初は「なんだろな~?」くらいにしか思わなかったが、甘いジュース類を摂取すると
不思議とダルさは消えた。

めずらしく家族で仙台へ旅行に行った時だ、身体のダルさはあったが、食事を摂ると良くなったし、
あまり気にしていなかった。その頃から喉の渇きがひどく、水分を大量に摂っていた。
大量の水分を欲する息子を見てさすがに親も心配になったのか楽しいはずの旅行が
誰もしゃべらない旅行になった。
恐らく1日に20Lは飲んでいたと思う。就寝後もトイレに頻繁に行くようになった。
旅行は1泊で終了となり、次の日 医者に行った。
血液検査の結果、血糖値が600mg/dL以上あることが分かった。
尿検査も尿糖の値が+4以上、ケトン体も出ていたと思う。

総合病院で即入院となり、自分は1型糖尿病だと分かった。

つづく。

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